危険物取扱者 丙種
消防法で言うところの「危険物」を取扱うことができる資格。
乙4の下位資格として丙種があるが、違いは「無資格者が危険物を取扱う際の立会い」「危険物保安監督者」の業務が認められていないこと。
危険物取扱者 丙種
資格要件
資格区分:国家資格(消防法)
受験日数:1日(およそ1時間程度)
受験資格:制限なし(誰でも受験可能)
難易度:優しい
内容
その1 資格の制限
危険物取扱者の中でも制限の多い丙種資格で出来ないことは下記のとおり。
・危険物保安監督者になれない。
・無資格者が危険物を取扱う場合の立会い者になれない。
「危険物保安監督者」とは製造所や貯蔵所または、市区町村が定める「指定数量の倍数」に当たる量の危険物を取扱っている場所で選任・届け出なければならない監督者のこと。
「立会い者」とは無資格者が危険物を取扱う際に、立ち会いをしているだけで、無資格者でも危険物取扱OKになる責任者のこと。
その2 できること
丙種で出来ること。
・第4類に属する一部の危険物の取扱が可能
・危険物取扱施設における定期点検
無資格者が作業する際の立会監督は出来ないが、監督不在の時に自分一人で作業する分には、丙種資格さえあれば出来る。
【取り扱い可能な危険物】
ガソリン(第1石油類)、灯油・軽油(第2石油類)、重油・グリセリン(第3石油類)、第4石油類、動植物油類等
雑感まとめ
ちょうど少し暇になる時期が受験タイミングだったため、受験したら合格してました。
「危険物保安監督者」になれないため、まともに受けるなら乙4を受けた方が良い。
別の人が甲種、乙種を持っていて、「危険物保安監督者」となっている場合にのみ、使えるのが丙種資格。立会いが無くても危険物の取扱ができる。
危険物取扱者資格の表を全埋めしたいコレクターは、一番最初に受ける必要がある。
乙4を先に受けてしまうと、表を全埋め出来なくなってしまうため。
学習期間は1週間。テキストの読み込みと、暗記を行った。
それ以前に受けた特別教育や技能講習で似たような内容の座学を受けているため、割とすんなり頭に入った。(ガス溶接・有機溶剤の技能講習)
もし危険物取扱者資格を取る人で、ガス溶接・有機溶剤等の技能講習も必要な人は、先に技能講習を受けてから、危険物取扱者を受験すると学習時間を短縮できる。
受験費用とは別に、資格者証を作るのにまた別途お金が掛かるので注意が必要。
資格者証の写真は10年で更新する必要がある。